21世紀の選択　

　　　　　　　〜 一人ひとりの健康から、地球規模の健康へ 〜

ご存知のバングラデシュのバブさんがＮＨＫ教育ＴＶに登場しました。

１１月２５日の日本赤十字シンポジウム（東京・大崎）の様子が

１２月８日（金）の２３００−２４１０ＮＨＫ教育「金曜フォーラム」

にて全国放映されました。

私は２５日、日本十字社主催の東京・大崎でのシンポジウムに出席し、

ＮＨＫ教育ＴＶのチームによるリハーサルから同席して、

翻訳された紹介文中の専門用語の訳語の検討や同時通訳者への相談にのりました

２５日午後の３時間かけた本番では、

「かわいそうなアジアやアフリカの難民やＨＩＶ感染者のために、、、」

という、いつもの”のり”だけではないように、もっていきました

プライマリ・ヘルスケア（ＰＨＣ）のいくつかある方途のうちのひとつとして、

スピリテュアル・ケア（魂のケア）の側面から見るなら、

「この現代の日本社会こそ、もっとも貧困であり、問題をはらんでいるのではない

か」との提起がなされ、この論点を中心に討論がなされました

今回の日赤シンポジウムで、バルア医師（バブさん）は

「人々の中へ」と題した以下の詩からＰＨＣの精神を示しました　　

人々の中へ行き

人々と共に住み

人々を愛し

人々から学びなさい

人々が知っていることから始め

人々が持っているものの上に築きなさい

しかし、本当にすぐれた指導者が

仕事をしたときには

その仕事が完成したとき

人々はこう言うでしょう

「我々がこれをやったのだ」と

Go to the people,

Live among them,

Learn from them,

Love them.

Start with what they know,

Build on what they have;

But of the best leaders,

When their task is accomplished,

Their work done,

The people all remark:

WE HAVE DONE IT OURSELVES.

この晏陽初 Yen Yang Chu (1893 - 1990) による詩は、

私の発案で、司会の野中ともよさんに朗読いただきましたので

本番の放映で生かされたと思います

　　　　　　　　　　　　　　　　信州佐久にて

　　　　　　南相木村国保直営診療所長　　色平哲郎　いろひらてつろう

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■名　　称： 「赤十字シンポジウム2000」

21世紀の選択　

〜 一人ひとりの健康から、地球規模の健康へ 〜

■主　　催： 日本赤十字社／NHK

■後　　援： 外務省／厚生省／NHK厚生文化事業団（予定）

■協　　力： ゲートシティ大崎

■企画協力： NHKプロモーション

■日　　時： 平成12年11月25日（土）

開場13:30　／　開演14:00　／　終了予定17:00

■会　　場： ゲートシティホール（ゲートシティ大崎B1F）

東京都品川区大崎1−11−1／TEL 03-5496-3131

■入場料： 無料（事前応募による招待者350名）

事前にはがきで赤十字本社国際部に予約が必要です

後日、入場券をお送りします

　　　　　　　 なお、応募多数の場合は抽選とさせていただきます

締め切り１１月１３日消印有効

東京都港区芝大門１−１−３　赤十字本社国際部

ＴＥＬ　０３−３４３８−１３１１　内線４２１１

■実施内容： ［第1部］　

「健康って、何?」

○プライマリ・ヘルスケアの理想と現実

○パネリストによる報告

［第2部］　

「一人ひとりの健康から、地球規模の健康のためにできることって、何？」

○プライマリ・ヘルスケアの理想に近づくために

○パネリストによる報告、ディスカッション

■出演者： コーディネーター

　　　　　　　 野中　ともよ 　　（ジャーナリスト）

　　　　　　 パネリスト

若井　晋 　　　　（東京大学医学部大学院国際地域保健学教授）

アッシャー・森 茂子 （日本大学国際関係学部教授）

坪内　ミキ子 　　（女優）

バルア・スマナ 　（国際福祉大学医療経営管理学科 講師）

アルバロ・ベルメホ （国際赤十字・赤新月社連盟・保健医療部部長）

■放送予定： 平成12年12月8日（金）　「金曜フォーラム」

NHK教育テレビ　午後11時〜午前0時10分

■使用言語： 日／英（同時通訳）

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　「赤十字シンポジウム２０００」

２１世紀、一人の人間として、また世界中の人々にとっての最大の関心事は「健康に生きること」。

驚異的な発展を遂げた今世紀が終わろうとしている今日、先進国と発展途上国の間、

また一つの国の中で人々の健康を左右する社会・経済の状況や女性の地位、教育の機会

などは公平と言えるのでしょうか。

赤十字シンポジウム２０００は、「すべての人々に健康を」という

プライマリ・ヘルスケアの理念と現実を振り返り、「一人ひとりの健康から、地球規模の健康へ」

をテーマに、新たな世紀に向けて、個人、また地域社会や国際社会がそれぞれ

どのような役割を果たすべきかを考えていきたいと思います。