トランプ大統領との非公開電話会談の中身は…

 その一端が垣間見えたのが、5月1日の安倍首相とトランプ大統領の電話会談をめぐる
対応だろう。この会談について、なぜか政府はその内容を一切明らかにしなかった。こ
れは異例のことだ。実際、日本テレビの取材によれば、〈今回は多くの政府関係者が「
ノーコメント」と口を閉ざし、“無かった”こととしている〉という。これには、国民
との情報共有の観点から野党も批判している。
 だが、この秘密の電話会談は、一部でもっともらしく言われているような“対北朝鮮
攻撃作戦の軍事機密”のような話ではなく、むしろ反対で、「トランプが北朝鮮への対
話路線に舵を切ったことを通告されたのではないか」(大手紙官邸担当記者)というの
が永田町での見方らしい。
 実際、5月に入って、トランプ大統領は明らかに態度を軟化させている。周知の通り
、トランプは今月1日、米通信社ブルームバーグのインタビューで「これはニュースに
なるだろうね」とわざとらしく強調したうえで、「環境が適切なら金正恩委員長と会っ
てもいい」と発言し、対話のテーブルにつくよう北朝鮮の軟化を促した。
 さらに共同通信によれば、3日にはティラーソン国務長官が国務省内の講演で、「(
アメリカは)北緯38度線の北側に入る理由を探しているわけではない」と侵攻の意図が
ないことを明言。

http://lite-ra.com/2017/05/post-3132.html

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