2枚目、つまりファクスのつづきがあったのだ。しかも、それは衝撃的な内容だった。

午後の衆院の証人喚問で民進党・枝野幸男議員に引き続きこのファクスについて問われ
た籠池理事長は、上記の文面を読み上げた後、なんともう1枚紙をめくって、文面を読
みはじめた。まだ公開されていない2枚目、つまりファクスのつづきがあったのだ。
しかも、それは衝撃的な内容だった。

「『10年の定借の是非』『50年定借の変更の可能性』『土壌汚染や埋設物の撤去期間に
関する資料の扱い』そして4番(目)が『工事費の立て替え払いの予算化について』と
いうふうなことも書いていただいている。『一般的には工事終了時に精算払いが基本で
あるが、学校法人森友学園と国土交通省航空局との調整にあたり、予算措置が付き次第
、返金する旨の了解であったと承知している。平成27年での予算での措置ができなかっ
たが、平成28年度での予算措置を行う方向で調整中』というようなものをいただいてい
ます」

 籠池理事長からの「依頼」に対し、安倍昭恵夫人は秘書を動かして財務省に掛け合い
、その上で「国有財産審理室長」が「平成28年度での予算措置を行う方向で調整中」と
回答していた──。つまり、昭恵夫人は国有地の取引に関して財務省から回答を引き出
していたのである。

 この衝撃的な内容に、枝野議員は「安倍総理が従来おっしゃっていたことと全然違う
。本当に重いご発言なんですよ。きょうのご発言は事実と違えば偽証罪に問われ、この
ファクスが偽造・変造されたものであれば、罪に問われます。間違いないものなんです
ね?」と確認。しかし籠池理事長は、明確に「間違いございません」と返答した。

 安倍首相は2月17日の国会答弁で「私や妻が(国有地売却や学校認可に)関係してい
たことになれば、首相も国会議員も辞める」と宣言している。もし、この籠池理事長が
読み上げたファクスがほんとうに昭恵夫人側から送付されていたとすれば、昭恵夫人が
国有地売却に「関係」していたということになる。

 この疑惑のファクスは早晩テレビなどのメディアにも出てくるかと思われるが、これ
が事実なら、総理辞任は必至だろう。

http://lite-ra.com/i/2017/03/post-3016-entry.html

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