“TPP参加でも国民皆保険維持”
【保存版】日本の誇るべき公的保険制度を壊してまで何かを進めようという気は全くな い。

11月9日 18時27分   NHKニュース

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111109/t10013847451000.html

野田総理大臣は、衆議院予算委員会で、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉
に参加した場合の公的医療保険制度を巡る対応について、「日本の誇るべき制度を壊し
てまで進める気持ちは全くなく、国益を踏まえて交渉するのが日本の立場だ」と述べ、
国民皆保険制度を維持する考えを示しました。

(中略)

また、野田総理大臣は、TPPの交渉に参加した場合の公的医療保険制度を巡る対応に
ついて、「日本の誇るべき制度を壊してまで、何かを進める気持ちは全くない。きちん
と国益を踏まえて交渉するのが日本の立場だ」と述べ、国民皆保険制度を維持する考え
を示しました。

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TPP交渉への参加  公的保険壊さぬ  首相

衆院予算委員会 主なやりとり 日本経済新聞 2011年11月10日掲載


ー福島県議会のTPP交渉参加反対の決議をどう受け止めているのか。

首相 不安を無くすように全力を尽くす。
TPPについては様々な声を頂戴している。
慎重な意見も、推進すべきだとの意見もある。
交渉参加時期の早期判断を8月に決めているが、
これに基づいてしっかり議論し、早期に結論を得る。

ーアジア太平洋経済協力会議(APEC)までにTPP交渉への参加
という結論が出せるのか。

首相 様々な不安や懸念に応えるためにこれまでも情報収集に努め、
必要な説明をしてきた。
議論が熟した段階で一定の結論を出す必要がある。

ーどうしてTPP交渉参加に前のめりなのか。
 日本が加わっても交渉参加10カ国の国内総生産(GDP)を計算すると
 日米で全体の約91%を占める。
 事実上の日米自由貿易協定(FTA)だ。

首相 日本の誇るべき公的保険制度を壊してまで何かを進めようという気は全くない。
きちっと国益を踏まえてきちっと交渉するのが日本の立場だ。
前のめりという議論は飛躍がありすぎる。
TPPからアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)への道筋もある。
広がりを考えると、交渉参加9カ国のGDPで比べるものではない。

ー参加を表明するなら、交渉項目のどれを守るのか一覧表を出して議論すべきだ。

玄葉光一郎外相 貿易自由化交渉のテーブルには、すべてを載せるのが原則だ。
そのうえで交渉の中で何を守り、何を攻めるかを踏まえてしっかり対応する。

ー国民の意見を聞かずに10日に交渉参加を表明していいのか。
 国民軽視だ。

首相 仮に交渉参加して政府が署名しても、最終的には国会の承認を得るので
国会の統制は受ける。
その前にもしっかり情報収集して説明する。

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