平成15年3月9日 朝日・全国版・書評
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大往生の条件
色平哲郎著
長野県南相木(みなみあいき)村に暮らす
「村医者」による実践的医療論。
コミュニティーが健在な村では、人々は病と向き合う
すべを知り、死も自然な形で受け入れている。
そんな中で著者が日々取り組むのは、患者一人一人の
背負う人生を受け止め、同じ高さの目線で向き合う
等身大の医療だ。
豊かさの意味や医療の原点を静かに問いかける。
(角川ONEテーマ21 648円)