角川新書「大往生の条件」の書評が、
1月26日の読売新聞・文庫新書紹介覧に出ています
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文庫新書
「大往生の条件」 色平哲郎著
無医村に赴任したムラ医者が、さまざまな体験を通じて得た
”もうひとつの医療”を語る。
医者が医者としてでなく、人が人としてケアすることの
大切さを学びとったという。
人間をたん白質の塊としか見ない。
患者をどこかで見下している。
専門用語の羅列でしか患者と対話できない。
大病院や都会で目立つそんな医者たちへの痛烈な批判になっている。
地域医療のほか、著者は不法滞在外国人労働者の医療・
生活支援活動でも知られる。
医者である前に人間であれーー主張には説得力がとてもある。
(角川ONEテーマ21・・・ 648円)