共同通信が、7月下旬に全国に配信しました

いくつかの地方紙に掲載されました

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「風と土のカルテ」

山岡淳一郎著

長野県南相木村で高齢化した山村の医療に奮闘する色平哲郎所長の軌跡を、
ノンフィクション作家の山岡淳一郎氏が丹念に追った。

二人の個性がぶつかりあって生まれた、痛快な村医者の物語である。

家出や東大中退などの青春遍歴、アジアの放浪を経て「土の人」「風の人」
になろうとした話が面白い。

卒業後、母校の京都大医局に残らず、農村医療の拠点、
長野県の佐久総合病院に入ったのも転機になった。

現代医療の在り方や医学教育に、現場の活動から提言する。

医療改革も目指す色平医師の冒険と挑戦がなお続くことが分かる。

(まどか出版・1600円)

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